企業型確定拠出年金(DC)での運用商品の選び方 間違っていませんか? 場合によっては1,000万円以上の違いが出るかも?!
こんにちは。
kumatamです♪
大げさな見出しですみません。
ただ、嘘ではなく、事実です。
前回のブログで企業型確定拠出年金(DC)に関して触れさせていただきました。
今回のブログでは、企業型確定拠出年金(DC)での運用商品の選び方に関して、私の経験と共に考えを述べさせていただきます。
前回のブログ内容のように、確定給付型(DB)から確定拠出型(DC)に年金制度を変更している企業が増えています。
私の勤務する会社も、2005年に確定給付型から確定拠出型に変更になりました。
私の確定拠出年金成績
「場合によっては1,000万円以上の違いが出るかも?!」と表題でお伝えしているくらいですので、リアルな私の運用成績も紹介しておきます。
加入来運用利回り~8%台後半
この1年間の運用利回り~20%台半ば
具体的な損益金額は控えますが、○○○万円のプラスです。
投資額(拠出額)に対して、2.4倍以上になっています。
ここ最近のインフレ傾向も好影響を与えていますが、これも計算済みです♪
この企業型確定拠出年金(DC)成績がたいしたことないと思われる方はスルーしていただければと思います。
もし企業型確定拠出年金(DC)が導入されている企業にお勤めで、よい成績が出ていない方やこれからの運用に不安がある方は参考にしていただければと思います。
ちなみに私の会社が企業型確定拠出年金(DC)運用を任せている証券会社全体での成績は、以下の通りです。↓
加入来運用利回り~3%台後半
この1年間の運用利回り~3%台前半
私との差がどうしてでるのでしょうか。
投資を恐れてはいけない
今まで投資をされていなかった方が、急に企業型確定拠出年金(DC)で自ら運用してくださいと言われても困る場合もあるでしょう。
日本人は特に、昔から「投資はギャンブル」というように言われてきた傾向があります。
まずはこれが間違っています!
投資はギャンブルではありません。
ざっくりとした考えですが、経済は人に欲があり、人口が増える限り成長します。
経済が成長するということは、株式市場全体で成長することを意味しています。
この資本主義経済の基本に基づいて行動することが大切です。
具体的にどのような投資対象を選べばよいのか?
先に私の考えをお答えします。
- 外国株式型
- インデックス(パッシブ)型
以上です!
企業型確定拠出年金(DC)では、リスク資産としての株式・債券・不動産などへの投資と元本確保型と言われる保険・定期預金が選択できるはずです。
現在、皆様の年齢が20代~50代前半なのでしたら迷わず株式型を選択しましょう。
そして外国株式型にしましょう。
もし米国株式に限定するものが選択肢にある場合は、私はそちらを選びます。
少し前までは、外国株式の方が日本株式よりも振れ幅というリスクが高いというイメージがありましたが、長期視点で考えますと成長率で外国株式有利になるでしょう。
これは先ほど触れました人口の伸び率に影響されます。
日本の人口はこれから減少しますが、世界人口はまだまだ増加するからです。
続いて「インデックス(パッシブ)型」の選択です。
株式の投資信託にはインデックス型とアクティブ型があります。
アクティブ型はインデックスと呼ばれる市場全体平均を上回る成績を目指しますが、その分管理コストもかかるため、信託報酬というコストが増加してしまうのです。
株式市場全体では成長する可能性高いですので、このコスト増をアクティブ型運用利回りで補いきれないという矛盾した実状があります。
このことからもアクティブ型ではなく、外国株式インデックス型にしましょう!
何も迷う必要はありません。
運用コストが低くて、成長率の高いところに投資すればよいのです。
今の時代は、米国株が下がれば日本株も連動して下がりますので、リスク分散といってあえて分ける必要がないというのが私の考えです。
私も最初は、外国株式7割、日本株式3割くらいで設定していましたが、途中から外国株式インデックス型10割に変更しました。
外国株式インデックス型に設定する理由はまだある
外国株式インデックス型を選択する理由は他にもあります。
一つ目として、円安で好影響を受けるということが挙げられます。
前までは有事の円買いというように世界的リスクが発生した時には円が買われ円高に流れるのが定石でしたが、最近は逆の動きをしています。
日本の経済力は明らかに落ちていますので、今後も円安に進むというのが私の考えです。
理由の2つ目として、インフレリスクを挙げます。
長い期間、日本人は長期的に物価が上がらない、むしろ100円ショップが増えるような下がることしか経験していません。
ただ、世界的には物価は上がるものであり、それが普通の資本主義経済の流れです。
日本が異常だったのです。
物価が上がらないのでしたら、保険・定期預金といった選択肢もなくはないですが、インフレで物価が上がっている時に預貯金にまわすということは資産が減るということを意味します。
何もしないことにもリスクがあることを知っておくべきです。
マッチング拠出制度があるなら使おう!
企業型確定拠出年金(DC)が導入されている企業で、マッチング拠出という自身の給与の一部をDCに追加できる制度が設定されているところも多いです。
もしこのマッチング拠出制度が設定されているのでしたら、全力で活用しましょう!
マッチング拠出でプラスで追加した分は給与から控除されます。
つまり、税金を安くすることができるのです!
注意としましては、企業型確定拠出年金(DC)の運用商品ラインナップは会社が決めているということです。
運用知識のない会社の人事担当などがよくわからずに設定されている場合もあり、信託報酬が高い運用商品が多く設定されている場合もあります。
このような場合は、マッチング拠出ではなく自身で投資することがよい場合もあります。
まとめ
企業型確定拠出年金(DC)が設定されている場合は、外国株式インデックス型もしくは、米国株式インデックス型一択で、全力で投資しましょう。
また、低コストの外国株式インデックス型が設定されている場合は、マッチング拠出制度も積極的に活用しましょう。
これが私の企業型確定拠出年金(DC)に対する基本スタンスです。
短期的には大きくマイナスになることもありますし、投資に絶対はありませんので、最終的には自己責任による選択となります。
可能性の問題ではありますが、何もしなくてもインフレリスクも高いですので、積極的行動をすることがよい結果に繋がるのではないでしょうか。
最後になりますが、一度設定したこのスタンスは継続することが重要です。
どんなに株式市場が荒れても、元本確保型への変更をするべきではありません。
とにかく投資を継続して、元本確保型への移行は60歳近くで株式市場が上昇しているときです。
マネーリテラシーを高めて豊かな生活をしたいですね。
勉強になるブログはこちらを♪↓
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