SBI、レオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)を子会社化!

スポンサードリンク

SBI、レオス・キャピタルワークス(ひふみ投信)を子会社化!

こんにちは。

kumatamです♪

大きなニュースが飛び込んできました!

SBIホールディングスが『ひふみ投信』や『ひふみワールド』を運営するレオス・キャピタルワークスを2020年4月30日付けで子会社化するというのです。

SBI、「ひふみ投信」のレオスを子会社化

SBIホールディングスは31日、「ひふみ投信」などを運用するレオス・キャピタルワークス(東京・千代田)の発行済み株式の51%を取得することで基本合意したと発表した。4月末に株式を取得し、子会社化する予定。投信販売で連携を深め、SBIやレオスの運用資産の拡大を目指す。

日本経済新聞より

『ひふみ投信』は、私のメイン投資先の一つです。

その『ひふみ投信』がSBIホールディングスの子会社ですか…。

このニュースを最初に見たときの私は、あまりよい印象を受けませんでした。

『ひふみ投信』は独立系ファンドとして、運用されているところに魅力があったからです。

あと、これは個人的感情でしかないのですが、SBIの北尾氏によい印象を持っていないんですよね。

金の亡者といいますか、顧客利益よりも会社利益を優先しそうな印象を勝手に持ってしまっています。

『ひふみ投信』もそのお金儲けの道具として使われてしまうのではないかと危惧しています。

ホリエモンこと、堀江貴文さんも北尾氏とのやりとりで嫌な思いをされたことがあると著書でも述べられています。

NewsPicksより

NewsPicksでの堀江貴文さんの短いコメントを見てもその気持ちがわかります。

『ひふみ投信』の藤野社長とはロケットのスポンサーとしての繋がりもありますので。

『ひふみ投信』藤野社長の意志とは違うのでは?

この子会社化に対してのSBIとレオスからのニュースリリースを一部抜粋して確認します。

まずはSBIです。↓

レオス・キャピタルワークス株式会社の株式取得に関する基本合意のお知らせ

当社は、「ひふみ投信」「ひふみプラス」等の投資信託の運用等を行っているレオス・キャピタルワークス株式会社(以下、「レオス社」といいます)の既存株主から、レオス社の発行済株式総数の51.28%を取得することで基本合意いたしましたので、お知らせいたします。なお本件株式譲受後は、レオス社は当社の連結子会社となる予定です。

1. 株式取得の理由
 当社グループでは、国内外でのM&Aの推進を今後の飛躍的成長を具現化するための重要な戦略と位置付け、その対象領域の一つとして資産運用事業を掲げ候補先の検討等を進めてまいりました。そのようななかで、「ひふみ投信」や「ひふみプラス」、「ひふみワールド」等の「ひふみ」ブランドで投資信託を設定・運用するレオス社を候補先の一つとして検討し、同社の既存株主と協議を進めてまいりましたが、このたび同社株式の取得内容等について合意したことから、基本合意書を締結いたしました。
 今後、レオス社は外国株や債券を投資対象とする投資信託など商品ラインアップの拡充を図ることを予定していることから、個人投資家から評価を受けている「ひふみ」ブランドの運用商品の販売拡大やロボアドバイザーの活用、さらに当社グループが提携強化を推し進めている地域金融機関へのレオス社の商品展開などを通じて、レオス社ならびに当社グループ全体の運用資産残高の拡大を図ってまいります。

SBIホールディングス ホームページより

続いてレオス・キャピタルワークスです。↓

SBIホールディングスへの当社株式の株式譲渡に関する基本合意について代表取締役社長藤野からのメッセージ

本日、当社の親会社であるISホールディングスがSBIグループに株式を一部売却して、SBIグループが51.28%の当社株式を取得することに基本合意したことを発表しました。突然の発表でお客様にはご心配をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

実際の株式譲渡は4月30日に行なわれる予定です。増資ではなく、既存の株主からの譲渡になりますので、当社に資金は入るということではなく、親会社が交替します。ここまで育てていただいたISホールディングスおよび遠藤社長には感謝を申し上げます。親会社が変わってもISグループには第2位の株主となり、引き続きサポートをしていただけると聞き、心強く思っています。

まずはじめにお客様にお伝えしたいのは、すべての経営体制はこれまでと同じで、社名であったり運用方法や直接販売、販売パートナーさんのサポート体制などすべてこれまでと同様に行なってまいりますということです。わたしは代表取締役社長を継続し、他の経営陣も変わりませんし、ひふみの運用体制も変わらず、わたしが責任を持って行ないます。

また、みなさまの疑問はなぜSBIホールディングスなのかということにあると思います。

SBIホールディングスの傘下に入ることにより、SBIグループのリソースを十二分に活用させていただく予定になっており、これから米国、およびアジア圏への投資を拡大には大きく寄与すると考えています。

またSBIホールディングス傘下のSBI証券は、ひふみプラスの最初の販売パートナーとしてのご縁ですが、日本最大規模のお客様を抱え、国内株式の個人売買代金シェアにおいてもダントツを誇る、ネット証券会社NO.1の証券会社です。今後、急激なスピードで時代が大きく変化していくであろう中、先進的なサービスの提供を追求する最良のパートナーであると考えました。
これからは、さらにITやAIも活用したきめ細かいお客様対応やロボアドの導入、動画を利用したセミナーの拡充、商品の拡充、ベンチャーキャピタル業務への展開などを考えており、これらの実現を後押ししてくれるパートナーであると確信しています。

新型コロナウイルスで世界経済が混迷を極める中、この発表を行ないましたが、この話は昨年の秋から行なわれていました。当社の経営状況の危機回避ではございませんので、この点はご安心いただければと思います。

また、当社の上場については、SBIホールディングス傘下の親子上場の問題もあるので、資本政策上の論点をよく考えながら考えていこうと思っています。

わたし自身はひふみの運用により集中できる体制を作り、優秀な戦略、運用チームを結成して、これまで以上にお客様に寄り添った資産運用会社になることができると考えています。 
SBIホールディングスの社長である北尾さんからは「今までどおり自由闊達にやれ」といわれているので、結果に対しての責任を考えながらも、そのようにさせていただこうと考えています。北尾さんとも率直に話が出来るとポジティブに捉えており、お客様に資産形成の機会と、投資のたのしさを提供しながら、更なる成長を目指してまいります。

いまは新型コロナウイルス感染拡大で大変な世の中になっています。ピンチも広がっていますが、一方で千載一遇の大チャンスでもあります。お客様の不安に寄り添いつつ、更なるよい商品、運用成果、サービスをご提供できる運用会社になるように全力を尽くしてまいります。

引き続きレオス・キャピタルワークスをご愛顧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

ひふみ投信ホームページより

二社で確認しあった内容となっています。

藤野社長は明確に「当社の経営状況の危機回避ではございませんので、この点はご安心いただければと思います」とおっしゃられています。

レオスの経営状況が全く問題ないのは決算資料からもわかるのですが、藤野社長は本当は自由にやりたいんだろうなぁと私は思っています。

ただ、大株主のISホールディングスの意向が強かったのかと。

もちろんSBIでもISホールディングスでも大株主が入れ替わったということで、『ひふみ投信』が変わるわけではないのはわかるのですが、投資してきたものとしては気乗りしないんですよね。

SBIによる『ひふみ投信』子会社化で何が気になるのか?

私が気になるのが『ひふみ投信』の更なる肥大化です。

ここ数年の『ひふみ投信』は贅肉が付き過ぎています。

握力の弱いホルダーさんが多いのです。

肥大化しますと、投資そのものがリスクがあり、マイナスをすることがあるということを完全に理解されていない層が大きくなってしまいます。

このような層が増えますと、現在のような暴落相場で売却してしまうのです。

積み立て投資が主体である『ひふみ投信』にとりましては一番積極的に投資すべきタイミングで売却してしまうのです。

また、現在の総資産額でも小回りが利かなくなっているのは明白ですが、SBIが更に密接に絡むことでより早く販売拡大による肥大化が進むでしょう。

藤野社長は海外ファンドと比較して、『ひふみ投信』の総資産額はまだまだ小さいとおっしゃられていますが、肥大化してから運用成績が落ちている事実もあります。

加えて両社のニュースリリースに「ロボアドバイザー」の言葉が記載されていますが、草食投資隊として地道に活動されていた藤野社長とはスタンスが違うように感じるのです。

SBIのニュースリリースで明確に「レオス社ならびに当社グループ全体の運用資産残高の拡大を図ってまいります」と宣言されていますが、ここが北尾氏らしくて嫌なんです。

どうして会社の運用資産残高の拡大を主題にしているのかと!

顧客第一の資産運用会社であれば、会社の運用資産残高拡大ではなく、顧客利益を第一に掲げるべきではないでしょうか。

今回の子会社化は、SBIとレオス大株主であるISホールディングスにとってはメリットがあるのでしょうが、顧客にとってのよいことは今のところ想像できません。

まぁ、SBIの資本力を活かして信託報酬の大幅引き下げでもあるようでしたら、顧客意識を感じることができるのですが。

藤野社長あっての『ひふみ投信』です。

独立系ファンドのよさを失わない運用継続を期待します。

『ひふみ投信』らしさを失えば、資金流出が拡大しますのでお気をつけください。

ひふみ投信

勉強になるブログはこちらを♪↓


投資信託ランキング


仮想通貨ランキング



スポンサードリンク

シェアしてくださいね♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)