ひふみ投信、上場は誰のため?
こんにちは。
kumatamです♪
ひふみ投信が不調という流れトンネルから抜けきれずにもがいています。
SBI証券より↓
本日2018年11月21日の株式市場動向です。
この動向に対して、ひふみ投信の結果です。
ひふみ投信ホームページより↓
(゚Д゚)
- 日経平均~-0.35%
- TOPIX~-0.60%
- JASDAQ平均~-0.24%
- マザーズ指数~-0.36%
- ひふみ投信~-0.86%
このような動きをずっと続けているひふみ投信です。
これが、株式市場が上昇傾向の時に反対に動くのでしたら、ホルダーも不満はないのでしょう。
ただ、今のひふみ投信は、市場が上昇しても市場の各指数よりも低迷することが多いのです。
アクティブファンドとしては、批判を受けても致し方ない成績でしょう。
基準価格の6ヶ月推移です。↓
昨年までのひふみ投信の特徴であった『守り』が崩壊しています。
本日11月度中間運用報告が出ていますので、藤野社長のコメントを確認してみます。↓
厳しい環境下で、「バリュー(割安)株や大型株の比率を上昇させるといった対応」を11月はとってきたようです。
また、今後も成長株への投資を続けていくとのことです。
ここからは私のひふみ投信に対する今の分析です。
ひふみ投信に対する信頼は変わっていませんが、以前全くなかった不安を感じているのが正直なところです。
ひふみ投信からは、現時点で恩恵を受けていますし、昨年あたりから投資を開始した方と比べますと、肩入れもあると思います。
その私が、不安を抱き始めているのですから、昨年や今年からひふみ投信に投資を始めた方は更に大きな不安を抱いていることでしょう。
「大きく負けて、小さく戻す」
これが今年のひふみ投信です。
藤野社長のコメントにも「地味で地道な企業への投資をたんたんとやることが大事」とあります。
この地味で地道な企業と言いますと小さな企業に思えますが、実際、ひふみ投信の投資先のほとんどは東証一部の企業です。
数ある企業の中で一部上場企業は、選び抜かれたほんの一部の企業だけです。
今のひふみ投信が「空回り?」しているのは、このことが要因考えています。
「本当は実力のある地味な東証一部企業」
これって、市場ではスルーされがちなのです。
今は一部上場の有名どころか、乱高下はあってもJASDAQやマザーズ市場企業の方が魅力的な市場となっています。
数年前のひふみ投信運用額がここまで巨大でなかったときは、ひふみ投信が買いますと、続けて買われるという好循環が続いていました。
今は、運用成績からもその動きは少ないですし、運用額が大きすぎるために購入する企業も巨大になるため、株価上昇へのひふみ投信影響度も低くなっている現状です。
先日、ひふみ投信はマザーズ市場への上場を発表しました。
今、私が藤野社長に質問したいのは以下の点です。
- この上場は誰のためですか?
- 上場により、ひふみ投信にお金を託している投資者にどのようなメリットがありますか?
投資者に対して、藤野社長は自信を持ってお話して頂けるでしょうか?
企業は上場によって資金調達することができます。
また、多くの企業は上場前に会社の利益体質を向上させるように少し無理をする傾向があります。
この上場と、カンブリア宮殿放映後の異常なほどの各金融機関との協力による投資者増加の動きは関係がないのでしょうか?
以前からのひふみ投信投資者の多くは、この急激な投資者(運用額)増加を懸念していました。
投資信託で集まるお金で大切なことは、そのお金の『質』です。
カンブリア宮殿放映後に集まったお金の『質』は、正直なところその前と比較するべくもありません。
『質』のよいお金(投資者)は、現在のようなファンドの低迷期や株式市場の低迷期により多くの資金導入で動くものです。
その『質』は、運用会社の姿勢がそのまま現れます。
ここ最近、ひふみ投信がどのように顧客を集めていたかの結果が低迷期ほど明確に出ることでしょう。
また、もともと『質』のよかったお金も、その姿勢に不安を抱き始めていることがいろいろなコメントからも感じることができます。
「草食投資隊」として、藤野社長はコモンズ投信会長の渋澤健さんとセゾン投信社長の中野晴啓さんの3人で長期投資を根付かせるために活動されています。
最近、藤野社長が雑食と言いますか、肉食気味になっているような気がしてならないのです。
私の視点は、表面上のところしか捉えていないとは思いますが、このような印象が増えるのはファンドにとってよいことではありません。
最後にもう一度繰り返します。
- この上場は誰のためですか?
- 上場により、ひふみ投信にお金を託している投資者にどのようなメリットがありますか?
上場する前に、投資者をどのようにお考えかを明確にして頂き、今後も長い旅を続けたいと考えます。
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