ここ最近で、ひふみ投信の口座開設されたあなたへ。急落しても平常心でいられますか?
本日のひふみ投信は、大きく下落しました。
基準価格は、本日マイナス620円で、数日前に4万円に近づくところの最高値更新していたところから、下落しています。
私のひふみ投信評価額も、1日で20万円ほど下落しました。
資産管理ツール『マネーフォワード』より
1ヶ月の推移です。
カンブリア宮殿に影響されて購入していませんか?
カンブリア宮殿で、ひふみ投信が取り上げられた以降、ひふみ投信に口座開設依頼が殺到しているようです。
この口座開設する方々に対して、きつい言い方かもしれませんが、私は正直「ほんと、投資を始めて大丈夫なの?」と思っています。
多分、今までひふみ投信で投資してきた皆さんも同様な意見の方が多いのではないかと思います。
何故なら、ひふみ投信は今までもあったわけですし、ちょっとネットを調べれば、成績のよい投資信託としてすぐわかるわけです。
なのに、このテレビ放送後のタイミングで口座開設激増ということは、購入者の大半はあまり考えず購入に至っているわけです。
マスコミがこれだけ放送しているファンドだから、安心して買えるだろうと思っているのかもしれません。
投資って誰かに進められて始めるものではなく、自分自身で動くものです。
投資の失敗も、自己責任ですから。
大きく下落して次の感情を持ちませんでしたか?
- ひふみ投信、なにやってるの!
- やはり投資しなければよかったかなぁ
- 続けるかどうしよう
一つでも考えたあなたは、ひふみ投信の投資に不向きです。
すぐ売却しましょう。
また、以下のような方も、投資信託に対して勉強しなおすか、まだ、投資を始めるタイミングではありません。
- 信託報酬が何か知らない
- 分配金がどのように支払われているか知らない
分配金
話は脱線しますが、本日の日本経済新聞夕刊に、分配金に関する記事が掲載されていました。
日本経済新聞夕刊より
「年1回分配」投信伸びる
30~40代の現役世代が長期運用向きの投資信託を通じて資産形成に動き出している。長期運用を見据えた年1回決算型の投信(上場投信など除く)の3月末時点の純資産残高は12兆1335億円と前年度末比1割増え、2005年度末を上回り、過去最高。少額投資非課税制度(NISA)や確定拠出年金などの普及が進み、貯蓄から資産形成への流れに弾みがついている。
「年1回分配」投信が伸びるという表題です。
30~40代の現役世代が、毎月決算型よりも、長期運用向きの年1回決算型で資産形成に動き出しており、純資産残高が増えているとの記載です。
私も積み立て投資している「セゾン投信」の『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』も取り上げられていましたよ。
ただ、表題と内容からも勘違いを誘うような記事でもあります。
『投信は商品ごとに年間の決算回数が異なり、決算時に運用収益の一部を「分配金」として還元する。年1回は決算する必要がある』との記事ですが、年1回決算でも必ず分配金を出しているようなミスリーディングを誘います。
もちろん、セゾン投信も「分配金」はありません。
「分配金」を知らない方は、「分配金」を出す投資信託は、成績がよいからだと勘違いされることが多いです。
成績が悪くても分配金を出す投資信託もあるのです。自分の身を削って。
この意味、わかりますよね。
ちなみに、私は分配金を出す投資信託には絶対に投資しません!
「複利」の効果が失われるだけですから。
表題は、「年1回分配」ではなく、「年1回決算」にするべきですね。
また、分配金がないと複利効果が高いことによりスポットを当てるべきです。
ひふみ投信の話に戻ります。
ここまでのひふみ投信は、本当に芯のある投資家によって支えられてきました。
ひふみ投信の運用方法をしっかり理解し、大幅下落時にも変わらず積み立て投資し続け、また追加投資する強い投資家です。
ひふみ投信という運用会社と、投資家が信頼感で結ばれている印象さえも私は持っています。
資産運用は長旅です
今回のような下落は、今後も数え切れないくらいあることでしょう。
ひふみ投信のような優秀と言われているファンドでも、成績が悪いことが続くこともあるでしょう。
そのような荒波でも長期的に見れば小波で、見えないくらいのことが多いのです。
日々の上下動に右往左往せず、自分自身でしっかり勉強して、そこで見つけた投資先にどっしりと投資することが大切です。
ここまで、記載してあらためて考えますと、このブログをご覧になられている時点で、意識が高い方々ですよね。
すみません・・・。
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