■トランプ大統領誕生
皆さんご存知の通り、 2016年11月9日、アメリカ次期大統領選でドナルド・トランプ氏が当選しました。
私も8割方ヒラリー・クリントン氏と思っていましたので、昨日は暗い気分でいました。暗い気分なのは、 経済(株価)に悪影響が出ると思っていたからです。
■日経平均株価は?
トランプ氏当選当日の日経平均株価は、トランプ氏の不透明性からか、マイナス919円ととんでもない下落でした。
英EU離脱と同じというか、それ以上の意外な展開が株価に影響を与えました。選挙速報と時間が重なったのもよくなかったですね。
■株価大幅下落にどう立ち向かうのか?
私の感覚はマヒしているのか、株価が下がることはとても残念ですが、仕事に影響が出たり、感情的になるようなことは全くありません。投資で大切なのは、この感覚です。仕事に影響が出るのは、 投資額が大き過ぎるということです。
自分の経験上、大きく下げたときは「攻め」 モードになるべきです。または、動かないことが結果的によい方向に進みます。信用取引をしてさえいなければ、 ある程度投資環境にいるとこの感覚になれるはずです。
インデックス投資家の多くは、この感覚を持っているのではないでしようか。
■今日の日経平均株価は?
本日11 月10日の日経平均株価は、なんと1,092円の上昇と、今年一番です。驚いたのは昨日のニューヨーク市場が256ドルも上昇したことです。
日経平均株価の落とし込みを見て、まさか上昇するとは全く考えていませんでした。この動きを見ますと日本市場って何なの?という感覚になります。ほんと市場の動きってわかりませんね。
この結果を見ますと、何も動かない、または、攻めモードでいくことが正しい選択でした。今回、昨日の急落時点で売っている方は正直、投資センスがないと思われます。確かに、より下がるリスク回避の行動と思われますが、昨日売った方は、今日買う勇気はないでしょう。
■どのような行動が正しいのか
先程のコメントは、後出しジャンケンと言われればそれまでですが、このような動きにしてから私は、損失が大きく減りました。
ただ、今回のように全く動かなかったことが最適解と考えているかというと、そうではありません。
自分がベストと思う動きは、 大統領選挙の前にキャッシュを増やして待つという戦略です。今回、トランプ氏が当選しましたが、予想通りクリントン氏が当選しても株価上昇はありますが、それ程大きくないはずです。少なくともトランプ氏が当選した時の株価下落リスクよりは少ないはずです。また、トランプ氏当選によって大暴落した際に「買い」に回ることにより、大きな上昇が見込めます。
予想に反して株価は上昇に転じましたが、今回のような状況で 事前に動く最適解は、「キャッシュを増やしておく」ということと考えます。
■ひふみ投信の動き
私のメイン投資先のひとつであるひふみ投信の動きです。
昨日のトランプショックの影響で、ひふみ投信だけで41万円のマイナスとなり、評価額は914万円まで下落しました。基準価格は1,400円以上落としました。
ただ、本日の上昇で評価額962万円まで戻しました。トランプショック前に対して6万円以上のプラスとなっています。
基準価格は プラス1,675円の33,732円です。評価損益は、プラス219万円です。
■メディアが当てにならないことがよくわかった
英国EU離脱のときも今回の大統領選もメディア予測が全く外れました。 バイアスのかかった物の見方がこのような結果に繋がったのか、わかっていてあえて報道しているのかわかりませんが、メディアの信頼度を落としたのは確かです。
■敗戦のヒラリー・クリントン氏の言葉
敗戦が決まり、スピーチしたヒラリー・クリントン氏の言葉は、とても素晴らしいものでした。
BuzzFeed newsより
多くの方の心にグッとくる言葉なのではないでしょうか。この言葉を話せるクリントン氏が大統領をしている姿を見たかったです。
トランプ氏が次期大統領に決まり、結果的にアメリカ、日本共に株価は上がっています。ただこれが継続的かはわかりません。
為替も11月10日23時現在、1ドル106.7円と大きく円安に動いています。
ほんと、市場の動きは予測不可能です。
今後どうなるかわからないですので、 自分は積み立て長期投資あるのみです。
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