第一生命 企業年金保険の利率下げ サラリーマンへの影響は?
こんにちは。
kumatamです♪
本日の日本経済新聞朝刊一面は、サラリーマンの私にとりまして、とても気になるものでした。
第一生命保険は企業から預かる年金資金の運用で約束する予定利率を2021年10月に年1.25%から0.25%に下げる方針だ。契約先は約3千社で、給付水準を維持するのに掛け金の引き上げや運用手段の変更を迫られる企業年金も出てきそうだ。企業年金保険の利率下げは19年ぶり。世界的な金利低下が背景にあり、他社も追随する公算が大きい。
日本経済新聞より
年金運用で約束する予定利率を、年1.25%から0.25%まで、1%も下げるというのです。
企業年金を現状どおり給付する企業にとりましては負担が大きくなりますし、減額にシフトせざるを得ない企業も増えることでしょう。
退職後の生活資金は自身で備える環境へ
日本経済新聞の記事にありますように、企業年金は将来の支払額を保証する「確定給付型」と、支払額が運用実績により変わる「確定拠出型」の大きく2種類あります。
今回、影響を受けるのが、確定給付型を選択している企業です。
ちなみに、私の勤務する会社は比較的早い段階で確定拠出型の年金(退職金)に変更していますので、今回のニュース内容には直接影響を受けることはありません。
現在、確定給付年金制度を継続できているのは大企業や安定した収益がある企業が多いですが、今後はそこからの変化に加速度が付くものと予測しています。
退職金が出るのが普通ではない世界へ
今回の第一生命のような変更は、企業収益を圧迫します。
少し前までの日本経済ですと、終身雇用が普通でした。
会社に入れば一生安泰という生活です。
ただ、長期的に安定した生活は今時点で現実的ではなくなってきていますし、その変化はスピードを増すことでしょう。
確定給付年金は将来の支払い額を保証していますので、従業員からしますと好待遇となりますが、コロナも影響し、そのような収益力のある企業は一握りになっています。
今後、運用は従業員にお任せという確定拠出年金に多くの企業がシフトするか、退職金そのものがなくなることも出てくるでしょう。
もちろん、倒産という企業も現状の何倍も出ることでしょう。
一年前にANAホールディングスが5,000億円以上赤字になることを予測できたでしょうか?
どんな大手優良企業でも、わずか1年で全てが変わります。
そのような世界に既に変わっています。
この環境にどのように対応すべきか?
大切なことは、未来をリアルに想像して行動することだと考えています。
私は、その行動として積み立てを基本とする投資をしています。
この行動は、私にとりましてはベストな選択と考えておりますが、これは人それぞれです。
リアルな未来を想像しても、十分な安定した収入を継続的に得られるようでしたら、投資も不要でしょう。
私はサラリーマンですが、年収が高くないですので、投資を選択しています。
これまでのところ、その判断は正しいと思っています。
投資はリスクが付き物ですので、損失を被ることもありますが、適切な投資先であれば、長期的にはリターンを得ることができるというのが私の考えです。
資本主義経済の基盤ですので、このリターンがなくなると世界は崩壊します。
短期ではこの考えどおりには動きませんが、インデックス投資の年間リターンでも長期では約5%になるのが歴史です。
今現在、確定給付年金で将来の支払い額を保証されている企業で働かれている方も、変化が起こることを想定した行動を考えることも必要でしょう。
自ら行動した者ののみが、生き残ることができる時代が来ていると感じる今日この頃です。
勉強になるブログはこちらを♪↓
コメントを残す