「遊べる本屋」としての「ヴィレッジヴァンガード」や、エスニック衣料雑貨の「チチカカ」を展開しているヴィレッジヴァンガードコーポレーションが苦境のようです。
東洋経済ONLINEより
雑貨チチカカを売却でも見えぬ復活への道筋
2016年8月27日
「遊べる本屋」をコンセプトに、遊び心満載の書籍やコミック、加工食品、雑貨、アパレル、CD等を、店員手製のポップで演出して陳列している「ヴィレッジヴァンガード」。サブカルファン御用達の小売店チェーンだ。そのヴィレヴァンの運営会社、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションが苦境に陥っている。
ヴィレッジヴァンガードコーポレーション株は、以前持っていたこともあり、常にウォッチしている銘柄です。
そのときは株主優待が異常によく、最低購入単位でも、1万円分のお買い物券が貰えました(※)。
※2016年11月末の株主優待から、金額はそのままで利用制限が付いたようです。今までは、商品代そのものに全て使用できたのですが、2千円以上のお買い物で千円の使用に変わったようです。だいぶ使いづらくなってしまいました。
アイテム数は限られますが本屋ですので、今まではそのお買い物券で本が買えたわけです。とても魅力的な株主優待でしたが、それを目当ての購入があまりに多いため、権利取得日以降に大きく落ち込む動きでした。
お店も好きですし、株主優待も魅力的でしたが、そのときは他の銘柄購入のために売却しました。
東洋経済の記事によりますと、エスニック衣料雑貨店「チチカカ」が足を引っ張り、売却に至ったようですが、自分が株主のときは、この「チチカカ」が絶好調でした。時代の流れの早さに驚くばかりです。企業は常に変化しないと数年で利益構造が全く変わってしまいますね。
本業のヴィレッジヴァンガードに関しましては、古くからの店舗を知っているかたは前の方がよかったと思う人が多いのではないでしょうか。
山積みの商品にスタッフ手書きの面白いPOPが魅力的な店舗ですが、ここまで大量出店しますと教育というか技術が付いていっていない感じがします。
以前、何かの記事でヴィレッジヴァンガードの商品発注は、店長の裁量によるとのことが書いてあり、実際の店舗も店ごとに特色がありました。
現在、ショッピングモールにテナントとして入ることも多いですが、本体の館は消防法に基づき、積み上げ陳列や防火加工のない商品や演出の壁面、柱周りへの設置を禁止する場合が多いですので、これも店舗の魅力半減の要因と思われます。
似たような本屋+雑貨店というコンセプトも増えていますので、その点の競合による影響も多いのでしょう。
いろいろありますが、ヴィレッジヴァンガードが魅力的な店舗であることには変わりませんので、昔のような宝探しのような店舗作りを続けて頂きたいです。
■株価と株主優待
【100株1年未満保有】
- 株主優待 商品券1万円
- 株価(8月26日) 1,234円
- 投資金額 123,400円(100株)
- 株主優待利回り 8.10%
使い勝手は悪化しましたが、株主優待利回りは依然として高いものがあります。ただ、上のチャートの大幅下落は、使い勝手変更翌日の7月15日です。どんなに株主優待が株価に影響を与えているかがわかりますね。
現段階の経営状態では、株の購入はしないですが、店舗は好きですので、今後もウォッチしていきます。
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