今回も情報操作?!
4月4日の今村復興大臣の閣議後の記者会見の言動に対して、批判の声がたくさん挙がっています。
テレビでご覧になられた方も多いと思いますが、皆さんはどのように感じられましたか?
情報に対して広い視野で公平に見られる方は、報道が一方的で、なんか違和感を感じたはずです。
ただ、切り取られたテレビ報道を見る限りでは、今村復興大臣に対して否定的なイメージを持った方も多いのではないでしょうか。
テレビ報道が正しいとは限らない
テレビ局は、今回の件を今村復興大臣が感情的になっている部分ばかりをピックアップし、コメンテーターと一緒に「何やってるの?」ということで盛り上がっています。
私はこの放送を見て、違和感ばかりを感じました。
確かに大臣という立場であれば、如何なる状況でも冷静沈着に対応する能力が必要です。
これは確かです。
ただ、大臣というポストに着くまでの方が、カメラの前であんなに感情的になるのにはそれなりの理由があるはずなのです。
少なくともテレビて報道されているだけのやりとりだけであのようになるわけがないのです。
閣議後の記者会見全文があります。
これを読んでも今村復興大臣に「辞めろ」と言えますか?
今村復興大臣閣議後記者会見録(平成29年4月4日(火)1000~1015 於)復興庁記者会見室)
ジャーナリストの質問が、好戦的で異常であることが伝わってきます。
私はそのように思いましたが、皆さんはいかがですか?
今回の今村復興大臣の閣議後記者会見の対応に対して、28,000人以上の辞任要請署名が提出されたそうです。
朝日新聞より
東京電力福島第一原発事故の避難者らの4団体が6日、復興庁を訪れ、「発言は国の責任を放棄し、避難者の思いを踏みにじるもの」として今村氏の辞任を求める要請書と2万8127人分の署名を提出した。
朝日新聞の記事なんですが、表題次第でも人が受ける印象って大きく変わるんです。
朝日新聞の表題『復興相の辞任要請、署名2.8万人 避難者ら4団体提出』も、「避難者ら」という言葉の重みが大きいのです。
聞き手は、震災で被害にあわれた方には感情移入してしまうのです。
この署名された避難者が数名でも表題は間違いではないですが、避難者の方がたくさんというイメージを持ってしまうのです。
本気で署名していますか?
今回も短期間で、28,000人以上の人が署名しているようですが、今回の会見を全て見てから署名した人はほとんどいないでしょう。
おそらく今回の報道のような、一部分だけの偏った印象に対しての署名だと思われます。
あなたのその署名が、間違った使われ方をすることがありますので、安易に署名すべきではないのです。
署名させている方は、ある意図を持っているのは確かですが。
テレビ局は、事前にストーリーができあがっている
報道でも、こういった件があった場合、必ず被災者にインタビューに行くわけです。
被災者の方にもいろいろな方がいらっしゃいますので、中には今村復興大臣に対して好意的な意見をインタビューで返答された方も居られるはずです。
報道では、絶対にそのインタビューは使われません。
そのインタビューが入ることによって、ストーリーが変わってしまいますから。
テレビ局は撮影するとき、先にストーリーがほぼ決まっているのです。
自分も仕事で何度かテレビ局の取材などに関係したことがあるのですが、ストーリーに合うネタを中心にピックアップするんですよね。
ちょっとこちらの意図しているニュアンスと違うんだけどということがたびたび起こるのです。
真実が何かを見分ける力を
報道にはバイアスがかかることが多いのです。
放送する側は、そのバイアスをかけることで面白いストーリーができあがったと満足しているのでしょうが、今はそんな時代ではないのです。
最近の若い方のテレビ離れが顕著というような話をよく聞きますが、こんな放送ばかりじゃそうなりますよね。
今の若い方は、勝手に流されているテレビ放送ではなく、自ら選んでネットなどから情報収集しているのです。
何が真実で何が偽りであるかの判断能力は、格段に高まっているはずです。
森友学園問題もそうですが、テレビ放送されるほどこだわっている方ってどれほどいるのでしょう?
こんなことに時間を取るよりも、政府が北朝鮮の軍事問題や経済に関して集中できる環境に後押しできないのでしょうか。
小さな失敗を大きく報じ、大きな成功を小さく報じる。
やはりマス○ミだと感じてしまいます。
「真実が何か」を常に考えて動くことは、投資にも言えます。
『ゆがみ』を見つけ、そこに投資することが大切です。
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