【セゾン投信】『比較可能な共通KPI』開示は 顧客本位での正しい姿

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【セゾン投信】『比較可能な共通KPI』開示は 顧客本位での正しい姿

こんにちは。

kumatamです♪

緊急事態宣言も全面的に解除され、活気が戻りつつも新型コロナウイルスの第二波が心配な状況のこの頃です。

個人的には、自粛も大切ですが経済を考えますとここまでのような活動を控えた状況では成り立ちませんので、医療体制を整えた上での適切な再開は正しい方向性と考えています。

今回の話題は、金融機関の『比較可能な共通KPI』です。

このブログでも何度か取り上げていますが、2020年5月22日に私のメイン投資先の一つであるセゾン投信が3回目の開示をされました。

そもそも『比較可能な共通KPI』とは何なの?という方も多いと思います。

これは金融庁が金融機関に対して、顧客本位の運営をすべきとして、2017年3月に公表された原則をもとに設定された客観的に評価できる成果指標(KPI)のことです。

セゾン投信はこの顧客本位の運営ということに対して積極的に行動し、すぐに開示してきたのです。

今回の開示も3月末時点での内容で、新型コロナウイルス影響を一番強く受けているタイミングで一番見せたくな時のものであるはずですが、そこに運営状況の明示化に対するセゾン投信の意志を感じます。

『比較可能な共通KPI』について さわかみ投信からのコメント

さわかみ投信は、セゾン投信と盟友的な存在でもあると思いますが、2019年9月に『比較可能な共通KPI』に対して以下のようなコメントをされています。

共通KPIは計測する時期や運用成績に関わらない事象にも大きく左右されます。弊社ではそれが誤認識を与え得ると公表を控えた経緯があり、今なお考えを変えていません。相場暴落時に計測したら投資信託全体が壊滅状態となるでしょう。それを見て投資信託はダメというレッテルを貼られては意味がないのです。むしろ暴落時は将来の上昇を期待し徹底的に買うのが理想なのですから。

前年と同じことを述べるならば、受益者の生の声をもって共通KPIの行間を埋める必要があります。

さわかみ投信ホームページより

このさわかみ投信のコメントはとても納得のいくもので、この『比較可能な共通KPI』のみでは判断できないものもありますし、よいところを切り取って開示していると思われる金融機関も過去にありました。

セゾン投信は購入のタイミングでの損益など、わかりやすさと事実を明示化されていますので、顧客本位の方向性として評価されるべき金融機関と言えるでしょう。

セゾン投信の『比較可能な共通KPI』をチェック

では、セゾン投信の『比較可能な共通KPI』を確認します。↓

セゾン投信ホームページより

2020年3月末時点で運用損益率が0%以上の割合が66.1%です。

昨年の同時期が97.8%と、ほとんどの方がプラスということと比較しますと悪化していますが、新型コロナウイルス影響を一番強く受けているタイミングで6割以上がプラスというのは立派な成績だと考えています。

このセゾン投信発表の資料で大切なのは、下段の『口座開設年別損益状況分布』のグラフです。

この題目どおりのグラフですが、2007年から2014年にセゾン投信口座を開設された9割以上の方がプラスなのです。

2008年から2012年開設の方に至っては驚異の成績で、99%の方がプラスです。

これって積み立て投資には時間が大切ということを示しているのです。

短期間では乱高下する株価や投資信託の基準価格も、よい投資先であれば資本主義経済同様に成長していくのです。

セゾン投信は、そのような投資信託です。

『比較可能な共通KPI』は 投資における一つの指標として確認することが大切

今回、セゾン投信の『比較可能な共通KPI』を取り上げましたが、ぜひ別の金融機関も確認していただきたいです。

そして、その打ち出し方そのものが顧客本位でよいところも悪いところも明示化されているかをしっかり見てみましょう。

悪いところも開示されているところが信用できる金融機関です。

開示されている資料から本質を読み取ることも投資には大切ですので、ご自身で確認してみてはいかがでしょうか。

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勉強になるブログはこちらを↓

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